「ネガティブ感情との付き合い方」を、ここで一旦整理整頓します。
(1)まず「ネガティブ」というのは、悪いものでは、ありません。
ネガティブを悪として、ネガティブを抑え込んだり、見てみぬふりしたり、しても、状況は変わらないでしょう。※一時的によくなることもあるかもしれませんが、そのあと必ず揺り戻しがきます。
「ネガティブになってしまいました」というメールをいただくことも多いですが、
「ネガティブになった=いけないことをした=反省する、自分を責める」
ということをしても、意味はないです。
「ネガティブ」だって、私の一部分なのです。
ここを見てみぬふりして、引っ込めても、潜在意識の部分にちゃんと存在しているので、思考=現実化、となります。
(2)ネガティブを書き出す
なによりも大切な「ワタシ様」が、ネガティブだとおっしゃってるわけですので、ここは一旦、その声に耳をすませましょう。
紙に書き出す
のが、一番おすすめです。
おすすめです、というよりも、ぜひ、紙に書き出してください。
スマホのメモ帳に書くのも◎です。
とりあえず、今、自分が思っていることを、文字にしてみましょう。
「ネガティブ感情を見てみぬふりする、抑え込む」としたら、現実化しますが、
「今から自分の思考チェックをする!」という意図をもって、文字にすれば、恐れているようなことは起きません。
というか、これをすることで、「恐れていたこと(思考)が、現実になった(文字になった)」となるので、ネガティブがやばいときや、「なにかを見てみぬふりしてる自覚があるとき」は紙に書き出してください。
自分がなにを見てみぬふりしてるのか、本当はなにを考えてるのかよくわかんない、という方には、ブレインダンプやモーニングページ(とにかく、紙に思ってることを書き出しましょう、的なアレです)もおすすめです。
(3)自分の思考に気づく
書き出したら「ほう、私はこういう思考を持っていたんだな」と、気づいてください。
「俯瞰する」ような感覚です。
ただ、書き出すだけでもOKです。
ここで、
「こんなこと思ってる自分はダメだ」などと、自分を責めたり、反省したりすることのないよう、くれぐれもお願い申し上げます。
書き出したら、
- ふーん、と眺める
- 書き出して、スッキリ、となる
- へー、こういうこと思ってたんだ、と俯瞰する
↑このどれかのリアクションで、よろしくです。
思考を書き出す→このリアクション
という流れで、すでに、自愛が、できてるのです。
※自愛=自分を愛する、自分を許す、自分を受け入れる、自分を認める、自分の内側を見つめる、とも言えるでしょう。
★★★
これで「もう、にっちもさっちもいかないネガティブ状態」からは、抜けられるでしょう。
★★★
ネガティブを「どうにかしてやろう」「消してやろう」というように、”ネガティブと戦う”としてしまうと、
ネガティブは、どんどんその存在感を増すでしょうし、ネガティブな感情が引き出される出来事が現実化するでしょう。
ネガティブな感情は、悪いものでもないし、いけないものでもありません。
あなたの、大切な、思考の一部分です。
悪いものでもないし、消さなけれなならないものではないので、
まずは「その存在を、見つめる」ということを、してください。
★★★
思考の修正やら、潜在意識書き換えやらは、そっからの話です。
※私は、修正とか書き換えという表現に違和感を覚えますが、この言葉で検索する人が多いので、この言葉を使ってます。
「ネガティブを存在させる」そして「どんな自分も見つめる」ということをして、はじめて、修正でも書き換えでも、すんなりうまくいくようになるのです。
思考の修正のやり方については、また、記事にします。※私が、記事のアップを忘れていたら、教えてください。
★★★
人の悪口とか、批判とか、クレームとか、不満とか、嫉妬とか、人の不幸を喜ぶような気持ち、人を責める気持ちも、同じです。これは、よく「ブラック思考」と言われます。
で、意外と皆様、ブラック思考は持っているものです。
そして、そんな自分を、認めたくない、と思う方も、多いです。
「私がブラック思考を持っているはずがない」と思っている方も、いらっしゃいます。
「この世は鏡だから、人の悪口を言ってはいけない」と、一生懸命な方もいらっしゃいます。
が、しかし。
もしも、うっすらとでも、ブラック思考がよぎっているのであれば、そこに光を当ててください。光を当ててください、というのは「そんなふうに思っている自分を、責めることもせず、反省することもせず、ただ、見つめて、気づきましょう」ってことです。
思考は現実化する、自分=まわりの人、という知識を持った上で、「ただ、気づく」と、してください。
自分を責めたり、反省したり、しなくていいです。意外と、みんな、思ってますし、私も昔は、ブラック思考の塊でした。黒林檎でした笑
人の悪口とか、批判とか、クレームとか、不満とか、嫉妬とか、人の不幸を喜ぶような気持ち、人を責める気持ちは、
そのまま相手にぶつけても、状況は改善されないことが多いです。悪化することのほうが、多いかもしれません。
「本音を大切にしましょう」というと、このブラック思考をそのまま相手に伝えちゃった!という方がたまにいらっしゃいますが、
あなたの本音は、ブラック思考の奥に、潜んでます。
この、奥の部分を、見つめてください。そして、この奥の部分を伝えるなり、自分で叶えるなり、していってください。
★★★
ネガティブも、ブラックも、ほぼ全員持ってます。
あなただけが、そんな思考を持っているわけではないのです。
「みんなと同じ」です。