ありのままの自分を愛しましょう〜!
とか
もっと、自信を持ちましょう〜!
とか
自分を信じましょう〜!
とか
自分を許しましょう〜!
とか
よく言われることですが、
以前の私は、これがどういうことか、全くわかってませんでした。
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ありのままの自分を愛するって・・・
ありのままの私って・・・
私って、だらしないし、めんどくさがりやだし、
浪費家だし、料理できないし、
メンヘラだし、嫉妬心や復讐心も持ってるし、定期的に「私がこんなふうになったのは、お母さんの育て方が悪い!!」みたいな気持ちが爆発するし、
それでもいいってこと!?
でも、嫉妬したり、怒りを持ってたり、悪口言ったりしちゃダメなんだよね!?
どういうこと!?
・・・っと、思ってました。
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↑の私のように思っている人には、ぜひ、この記事を、参考にしていただきたいと思います。
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「ありのままの自分」というのは。
もう、先に、答えを書いちゃうと。
たとえば。
「できない自分(裏)」と「できる自分(表)」
「だらしない自分(裏)」と「きっちりしている自分(表)」
「依存的な自分(裏)」と「自立的な自分(表)」
こんなふうに、(裏面)と(表面)の両面があるものです。
この状態を、ただ知っている、というのが、
ありのままの自分を愛している、ということです。
どちらに同化することもなく、どちらかに偏ろうとすることもなく、どちらかを禁止することもなく、どちらかを拒絶・否定することもなく。
ただ、存在させている、と言う状態が、
ありのままの自分を愛しているとも言えるし、自分を信じているということでもあるし、自信がある状態とも言えます。
※同化=同様のものになること。自分と一体のものにすること。
※(裏)というのは、(表)があって、はじめて存在する概念です。(−)があるということは、(+)がある、ということです。
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「できる自分」だけよくて、「できない自分」はいけなくて、「できる自分であり続けよう」とするから、疲れるんです。
「できない自分が暴かれること」に対して、恐怖を感じるのです。
今までは、「できない自分」は改善すべき対象であったかもしれませんが、
できない自分が存在するおかげで、できる自分が存在しているのです。
「できない自分」というのを、遠い昔、認識したからこそ、がんばってこれたのです。
「自分はできない人間だ」と思ってる人は、「できない自分(裏)」に同化しているだけ、です。その裏(裏の裏)には「できる自分」が存在しているので、それを知るだけで、よいのです。
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「ありのままの自分」というのを、自分ひとりでは、ワカリッコありません。
なので、まわりの人や両親を、「鏡でみましょう〜」ということになります。
外側の誰かやなにかに、反応する、ということは、
自分の内側の内部情報と、共鳴しているから、です。
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たとえば、自分が、「世話を焼く(表)」に偏っていたら、そばにくる人は「世話を焼かれる人、問題を起こす人(裏)」となります。
自分が、「追う人(表)」に同化すると、相手は「追われる人、逃げる人(裏)」となるでしょう。
「自立しなければ!(表)」と生きてきたら、「依存してくる人(裏)」が、必ず登場します。
「正しくいきなければ!(表)」と生きてきたら、「正しくない人、間違った人、ふつうだったらこんなことしませんよね的な人(裏)」が、登場してくれるのです〜。
偏るから、抑圧したもう片方が、登場してきます。
ここで、なにかを、がんばったり、反省したり、改善したり、しなくてよくて、
表と裏があって、はじめて、ありのままの自分、ということを知るだけでOKです。
表や裏のどちらかに同化してきた人は、その反対側の自分を知るだけでOKです。
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そういえば、クライアント様で、ヒーリング系のお仕事をしている人がいらっしゃって、
「とてもまじめに一生懸命がんばっているのに、クライアントの状態が一向に改善しないどころか、どんどんひどくなってくる」というケースがあったのですが、
これは「癒やす人(+)」に偏っていたから、「癒やされる人(−)」が登場しただけであって、「癒やされる人(−)」も自分自身であったということになります。
これに、深く気づいただけで、クライアント(クライアント様のクライアント様)の反応が変わった、ということがありました。
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恋愛でいえば、最近だと、
好きな男性と体の関係だけある、会おうと思えば会えるけど、雑に扱われてるようだし、何を考えているのかわからない、というクライアント様。
この方は、「こうだったら〇〇すべき!、これこれだったらこうなるはず!」を一つひとつ、気づいていってもらいながら、
表と裏が両方あって自分、ジャッジメントしなくてよい、
ということをしていってもらったところ、
ある日突然、実家に招待されて、ご両親に挨拶した、
ということがありました。
これは、「これこれこうだったら、こうなるはず!」ではない展開を受け入れた出来事でした。
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私がお伝えしている方法は、
「これが、なぜ、恋愛と関係あるの!?」
とよく質問されます。
たしかに、「女子っぽいキラキラ感」みたいなものは、ないかもしれません。
「ワークやメソッドをする上での、ときめき感」も、少ないかもしれません。
しかし、視点を変えていくものなので、
「これだけ叶った」というようなものではなくて、
いろいろなことを、まるごとひっくり返して、人生の質感が変わるでしょう。