たとえば、
「彼に実は彼女がいて、もうすぐ結婚するんじゃないかって、ずっと考えてしまうんです!」
的な、お話は、よく伺いますし、
私も、そういうことばかり考えていました。
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「彼に実は彼女がいて、もうすぐ結婚するんじゃないかって、ずっと考えてしまうんです!」
これが、事実かもしれないし、事実ではないかもしれない、という場合、
こういう考えが思い浮かんで、しかも、やめられなくて、苦しくなってしまうことを「被害妄想しちゃう」と定義して、今日は話をすすめます。
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この”被害妄想”を、友達に話したところで、
(友達A)「それ、ただの被害妄想だよ〜あはは〜!」
とか、
(友達B)「心配性だね〜、気にするこたないよ〜!」
と、言われるかもしれないし、
(友達C)「あなたがそう思うってことは、そういう人なんじゃない?そういえばなんか、そういう人に、見えなくもないし」
みたいなことを、言われることもあるかもしれません。
そして、当の本人は、
「思考が現実化する、っていうし、こんなことばかり考えていては、それが現実化しちゃう!ヤバイ!でも、ヤメラレナイ!」
と、大真面目で悩んでいたり、するものです。
今日は、そんな、”当の本人”であるあなたへ、記事を捧げます。
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まず。正直に、正確に書くと。
思考が現実化する、ということを、私は、
「アナタが今考えてることが、現実化するんだから、思考に気をつけましょうね」
と、いうことは、現在(2019年12月現在)、ほとんど言ってません。これについては、深く捉える必要はありません。ひとまずは、「自分はその例外に当てはまるかも」とかも考えなくていいです。
どちらかというと、ほとんどの場合、
「盲点の部分が現実化してるので、それに気づいてみましょう」
とか、
「パターンを見る位置に行けばOKなので、ただ、パターンを見ましょう」
とか、
「現実は、内側の結果にすぎません。その結果をこねくりまわしても、その延長線上の現実が繰り広げられます。結果は受け取って、内側をみましょ〜〜〜」
みたいな言い方をしてます。
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さて。
繰り返される被害妄想や心配。
これって、あなたの予知能力だと思ってOKです。
あ、まだ、落ち込まないでくださいよ。「予知能力者の私は、悲劇的な未来を予知して、それを受け取るしかないんだわ」と、早合点しないでくださいよ。
被害妄想や先の心配を、想像するだけで苦しくなるほど、鮮明に思い描ける人、というのは、想像力とか、予知能力とか、イメージング力とか、そういう才能があるわけですが。
でも、それがそのとおりになるかというと、そうではないのです。
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未来って、ひとつではないのです。
未来って、現実や事実ではないのです。
未来って、今、想像している、思考なのです。
今、”未来A”が思い浮かんだからといって、そのとおりになるわけではないのです。もし、今”未来A”を思い浮かべても、”未来B”が思い浮かぶことだってあるのです。”未来C”を、思い描こうとすることもあるでしょう。そしたらそのときのあなたには、未来は3つある、ということです。
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昔、ノストラダムスの大予言というのがありまして、
これが騒がれていた当時私はまだまだ子供でして、
なんとなく入ってくる情報から、
「1999年7の月に人類が滅亡する」
ということを知り、超怯えてました。
無力な私は、祖父母、父母に、ノストラダムスのことをたずねては、なぐさめられ、
従兄(年上)からは「人類滅亡するぜ!コワイのか!ハッハッハ〜!」と脅され、
気が気じゃないって感じでした。
でも、1999年、人類は滅亡しませんでした。
(たとえ、これが比喩だとしても)
「今年の夏、人類が(私も両親も祖父母も全員)死んじゃう」
と、私は、強く、信じ込んでいたわけですが、これは、実現しませんでした。
もしかしたら、ある意味で、この予言は、当たってた、と考えることもできるのかもしれませんが、
とりあえず、20年後の今(そうか、もう、20年も経つんですね)、
まだまだ人間はたくさんいて、ある意味では平和・無事と、呼ぶこともできるでしょう。
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あの、ノストラダムスという人は、たいそう賢く、すごそうな人だと、思うのですが、それでも、「私にとっては、その予言は当たらなかった」のです。
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ほかにも、当たってない、有名な予言は、たくさんあります。
しかも、おそろしい予言ほど、ハズレてる気がします。
疑わしく思う方は、「超すごい人が予言したけど、ハズレたこと」などを、研究してみてください。
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これは、「予言者がインチキでした」という話ではありません。
能力のある予言者が、おそろしい予言をしてくださったことで、私は、それを、避けて通ることができたんです。
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おそろしい予言=障害物
です。
だから、避ければいいのです。
「そんなのヤダ、こっちがいい」って、知るために、あるのです。
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なので、あなたの中に、
「彼に実は彼女がいて、もうすぐ結婚するんじゃないか」
という予言が舞い降りたなら、
まず、そんな自分のノストラダムス的才能を、スゴイと思って、
それがイヤなら、「それは、イヤだな」と思って、
「こっちがいい」というものを、見つければいいのです。
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ちなみにですけど。
私は、ノストラダムスの大予言を、結構本気で恐れていたのですが、現実化しませんでした。
人生を振り返ると「こうなってほしくない」と思ったことが、「ピンポイントでそうなっちゃった!」ということも、なくはないのですが、今思うとそれは私の人生に影響はありません。「イヤ〜!」という印象が強いので、悪い予感が当たる気がしてるだけかもしれません。
※洗車した日に雨が降るとかは、結構高確率でホームランですけど、「あーあ」と思うだけで、別にそれで終わりです。
どっちでもいいですが、
おそろしい予言・被害妄想は、「障害物発見!」と思って、
「そんなのヤダ、こっちがいい」って、知っていくために、使ってください。
未来はたくさんあるし、
あなたが心地がよい方向に、どんどん流れていくことが、「この世の流れ」みたいなものですから。大丈夫ですよ。